歯石の付いた状態
歯周病(歯槽膿漏)とは、口腔内の細菌によって発症する細菌感染症なのです。
歯ぐきが腫れ出血しやすくなる、硬いものが噛めない、口臭が出てくるなど、お口の不快な症状に留まらず、身体全身にも影響を及ぼすことが最近わかってきました。
歯周病のお口の中は慢性的な炎症状態で、常に歯ぐきから膿が出ています。その中には細菌などのさまざまな有害物質が入っており、それを毎日のように飲み込んだり、血液を介して体内へ侵入していきます。
その結果、心臓病や脳血栓・糖尿病などを引き起こしたり、悪化させるという報告が出ています。
当院では、開院以来「歯周病の予防」に力を入れています。
口腔内のプラーク(歯垢・細菌のかたまり)や歯石の定期的な徹底除去を主に、一人ひとりの口腔状態に合った適切な処置(PMTC)をしています。
もし歯周病になってしまっていたとしても、歯周病は治療すれば進行を止めることができる病気です。定期健診などで歯周病のチェックを受け、早めに見つけて治しましょう。
つまようじ法とは、歯ブラシの毛先をつまようじのように歯間に押し込み、貫通させることで、歯と歯の間の歯垢が効果的に取り除けるブラッシング法です。また、同時に歯肉をマッサージできるため、強く健康的な歯ぐきになります。この「つまようじ法」は、歯周病に大変有効な予防法なのです。
【1】歯ブラシの毛先を、上の歯は下に、下の歯は上に当てます。
【2】そのままの角度で歯の表面を滑らせます。(1ヶ所に7〜8回)
【3】毛の一部がつまようじのように歯と歯の間に入ってきます。
【4】奥歯や裏側は歯ブラシの先を使って磨きます。
・歯ぐきから出血する
・歯ぐきが腫れてブヨブヨしている
・歯ぐきから膿が出る
・口臭がある
・出血や膿がなくなった
・歯ぐきがひきしまった
・歯ぐきの色が健康的な薄いピンク色になった
・口臭がなくなりスッキリした